劇場版 「涼宮ハルヒの消失」 感想 (ネタバレあり)

キョンの心理描写を含め、原作がそのまま映像になったような感じがしました。
それでいて映像で見せることで映えるシーンもありましたね。
2時間半という異例の上映時間で制作してくれた制作陣に感謝。
※これ以降の感想はネタバレ満載なので映画を見てからご覧頂けると幸いです。
冒頭はいつものSOS団のどんちゃん騒ぎを印象付けてましたね。
そんな何気ない日常を過ごしてたキョンが登校すると、違和感では済まされない事態に。
最初の朝倉登場のシーンは迫力ありました。
作中は落ち着いた音楽が多いんですが、ここで戦慄を感じさせる音楽に。
BGMのクオリティも高いですが、使い方も上手いなと。
顔を見せずスローモーションという演出も引き付けられました。
そりゃキョンは一度殺されかけた相手ですから当然の反応です・・・。
序盤のみですがしっかり動いてるモブからも丁寧な作りが見て取れました。
あとはなんと言っても消失長門の可愛さ!
照れる時に視線を逸らす仕草がたまらなく可愛いんです。
キョンが迫って壁に押し付けられた時の艶っぽい表情は思わず声をあげそうになりましたw
ホントに無口っ娘の恥じらいの表情は破壊力抜群です。
キョンを家に呼んだ時も、ご飯を食べず帰ろうとしたところを袖をつまんで引き止める。
この無言の意思表示は言葉以上に物を言いますよねw
入部届けを渡すのもあったし、意外と積極的なところも消失長門の特徴でしょうか。
朝倉との気まずい飯の後、「明日また部室に行っていいか?」と。
ここで薄く微笑む長門がもう・・・たまらん!
3本の指に入る名シーンだと思います。
ここのフィルムがあるなら欲しいですw
大半の方が誰に感情移入するかと言えばキョンですよね。
このシーンは自分に向けられた笑顔と脳内変換して抱きしめたくなったことでしょうw
この世界では団員が別人になってたり、ハルヒが居なくなりキョンも不安を隠せませんね。
そんな中で谷口にハルヒの手がかりになる話を聞いて居ても立ってもいられず早退して走り出すシーン。
ここの昂揚感が半端なかったですね。
静かな音楽との対比で気分が盛り上がります。
そして「ジョンスミス」の繋がりでハルヒの興味を引き、あっという間にSOS団のメンツを揃えちゃいましたね。
どんな世界だろうがハルヒのやることは変わりませんねw
ついに「鍵」が揃い、脱出プログラム作動の準備が整う。
団員を「鍵」にしたのは、SOS団自体が元の世界に戻りたいという意思の表れだからでしょうか。
平凡な生活をキョンが望むなら積極的に団員には関わらずこちらの世界を選びますからね。
二日という期限については、長い時間この世界に居れば居るほど居心地が良くなり元の世界に戻って来なくなるだろうから、戻って来てほしいという長門の意思表示なのかと思ったり。
単純にそれだけの時間しか猶予を作れなかったのかもしれませんが。
元の世界に戻ると決意したキョンが入部届を返すシーンは本当に辛かった・・・。
消失長門の手が震えて上手く受け取れない描写が細かくてこだわりを感じました。
泣きそうになる表情も・・・思わずこちらが涙を流す始末w
「俺はSOS団の団員その一だからだ。」
のセリフはぐっと来ました。
時を遡り笹の葉ラプソディと同じ3年前の七夕。
この繋がりは面白いと思いましたね。
大人のみくるちゃんと長門、頼れる人物が二人も居るんですから。
それと長門の噛みつきが良い感じに映像になってましたね。
このシーンは是非とも静止画で見たいw(引きの画が特に)
男ならば誰でも長門にかぷっとされたいだろう・・・。
その後の朝倉強襲は音楽も相まって恐ろしかった。
学校でのことで安全だと思ってたのにやっぱり仮面被ってやがったかw
消失長門を守ろうとしてやってる姿はまさしくヤンデレ。
そしてまた別の未来から来たキョンが現れ無事に任務を果たす。
にしてもこの日のカオスっぷりが凄まじくて面白いw
中学生のやつ含めて4人のキョンが存在したってことですね(ノ∀`)
ところでキョンはある意味異世界人だったんですね。
ハルヒが望んだもの全てが周りに揃ってたわけだw
長門が感情を表に出せるよう望んでくれれば・・・。
キョンの葛藤も臨場感がありましたね。
自分で自分を踏みつけてる構図がまた・・・。
ここで序盤のハルヒに呆れたような表情が活きてきますね。
このシーンは少し長くてくどいようにも思えましたが、今後のキョンの心持ちにも関わってくるのでそのぐらいが丁度いいのでしょうか。
あと改札のシーンはオリジナルだったと思うんですが上手かったですね。
切符が長門の残した栞だったり。
とり残された長門のせつない感じが・・・。
消失長門に図書館の記憶を残したのは大切な思い出だけは消失させることが出来なかったからかなぁ。
そして今回の異変はいつしか感情を持った長門が自分の思いを外に出せないことで溜まりに溜まったバグ(ストレス)が原因。
なんでも長門が解決してくれると頼ってばかりいたキョンのせいでもあり・・・。
この一件で統合思念体は長門の処分も検討してるとのこと。
キョン「お前がもし居なくなったりでもしたら何としてでも取り戻しに行く。」
カッコ良すぎるだろ!
長門「ありがとう。」
と今まででは考えられない言葉を言うのもそうだけど、声に感情がこもってたのがすごかった。
鳥肌立ちましたよ・・・。
雪が降ってきたのも素敵でしたね。
キョンが「雪」と言ったんですがイントネーションが「有希」だったのは気のせいでしょうかw
エンドロールの時の「優しい忘却」がアカペラだったのも驚きました。
余韻を残したまま、せつない歌詞に聴き入ることが出来ましたね。
これで終わりかと思いきや、やってくれました。
長門が図書館で本を読んでいて、小さい子たちが図書カードを作ってるのを見かける。
その様子を見て口元を本で隠したんです。
一瞬「?」となりましたが、微笑んでると気づいた時に「やられた!」とw
素晴らしい演出でした。
2時間半という長丁場でしたが、長いという印象はなく物語にすっかり入りこんでましたね。
2回、3回と劇場に足を運ぶ価値のある作品だと思いました。
ただ、初見の方だと魅力が半減してしまうのではないかという感じも。
世界観の説明などがほとんどないので「憂鬱」と「笹の葉ラプソディ」あたりは見ておいた方がいいかもしれません。

にほんブログ村

http://turezure721.blog73.fc2.com/tb.php/187-e86617a4
そんな何気ない日常を過ごしてたキョンが登校すると、違和感では済まされない事態に。
最初の朝倉登場のシーンは迫力ありました。
作中は落ち着いた音楽が多いんですが、ここで戦慄を感じさせる音楽に。
BGMのクオリティも高いですが、使い方も上手いなと。
顔を見せずスローモーションという演出も引き付けられました。
そりゃキョンは一度殺されかけた相手ですから当然の反応です・・・。
序盤のみですがしっかり動いてるモブからも丁寧な作りが見て取れました。
あとはなんと言っても消失長門の可愛さ!
照れる時に視線を逸らす仕草がたまらなく可愛いんです。
キョンが迫って壁に押し付けられた時の艶っぽい表情は思わず声をあげそうになりましたw
ホントに無口っ娘の恥じらいの表情は破壊力抜群です。
キョンを家に呼んだ時も、ご飯を食べず帰ろうとしたところを袖をつまんで引き止める。
この無言の意思表示は言葉以上に物を言いますよねw
入部届けを渡すのもあったし、意外と積極的なところも消失長門の特徴でしょうか。
朝倉との気まずい飯の後、「明日また部室に行っていいか?」と。
ここで薄く微笑む長門がもう・・・たまらん!
3本の指に入る名シーンだと思います。
ここのフィルムがあるなら欲しいですw
大半の方が誰に感情移入するかと言えばキョンですよね。
このシーンは自分に向けられた笑顔と脳内変換して抱きしめたくなったことでしょうw
この世界では団員が別人になってたり、ハルヒが居なくなりキョンも不安を隠せませんね。
そんな中で谷口にハルヒの手がかりになる話を聞いて居ても立ってもいられず早退して走り出すシーン。
ここの昂揚感が半端なかったですね。
静かな音楽との対比で気分が盛り上がります。
そして「ジョンスミス」の繋がりでハルヒの興味を引き、あっという間にSOS団のメンツを揃えちゃいましたね。
どんな世界だろうがハルヒのやることは変わりませんねw
ついに「鍵」が揃い、脱出プログラム作動の準備が整う。
団員を「鍵」にしたのは、SOS団自体が元の世界に戻りたいという意思の表れだからでしょうか。
平凡な生活をキョンが望むなら積極的に団員には関わらずこちらの世界を選びますからね。
二日という期限については、長い時間この世界に居れば居るほど居心地が良くなり元の世界に戻って来なくなるだろうから、戻って来てほしいという長門の意思表示なのかと思ったり。
単純にそれだけの時間しか猶予を作れなかったのかもしれませんが。
元の世界に戻ると決意したキョンが入部届を返すシーンは本当に辛かった・・・。
消失長門の手が震えて上手く受け取れない描写が細かくてこだわりを感じました。
泣きそうになる表情も・・・思わずこちらが涙を流す始末w
「俺はSOS団の団員その一だからだ。」
のセリフはぐっと来ました。
時を遡り笹の葉ラプソディと同じ3年前の七夕。
この繋がりは面白いと思いましたね。
大人のみくるちゃんと長門、頼れる人物が二人も居るんですから。
それと長門の噛みつきが良い感じに映像になってましたね。
このシーンは是非とも静止画で見たいw(引きの画が特に)
男ならば誰でも長門にかぷっとされたいだろう・・・。
その後の朝倉強襲は音楽も相まって恐ろしかった。
学校でのことで安全だと思ってたのにやっぱり仮面被ってやがったかw
消失長門を守ろうとしてやってる姿はまさしくヤンデレ。
そしてまた別の未来から来たキョンが現れ無事に任務を果たす。
にしてもこの日のカオスっぷりが凄まじくて面白いw
中学生のやつ含めて4人のキョンが存在したってことですね(ノ∀`)
ところでキョンはある意味異世界人だったんですね。
ハルヒが望んだもの全てが周りに揃ってたわけだw
長門が感情を表に出せるよう望んでくれれば・・・。
キョンの葛藤も臨場感がありましたね。
自分で自分を踏みつけてる構図がまた・・・。
ここで序盤のハルヒに呆れたような表情が活きてきますね。
このシーンは少し長くてくどいようにも思えましたが、今後のキョンの心持ちにも関わってくるのでそのぐらいが丁度いいのでしょうか。
あと改札のシーンはオリジナルだったと思うんですが上手かったですね。
切符が長門の残した栞だったり。
とり残された長門のせつない感じが・・・。
消失長門に図書館の記憶を残したのは大切な思い出だけは消失させることが出来なかったからかなぁ。
そして今回の異変はいつしか感情を持った長門が自分の思いを外に出せないことで溜まりに溜まったバグ(ストレス)が原因。
なんでも長門が解決してくれると頼ってばかりいたキョンのせいでもあり・・・。
この一件で統合思念体は長門の処分も検討してるとのこと。
キョン「お前がもし居なくなったりでもしたら何としてでも取り戻しに行く。」
カッコ良すぎるだろ!
長門「ありがとう。」
と今まででは考えられない言葉を言うのもそうだけど、声に感情がこもってたのがすごかった。
鳥肌立ちましたよ・・・。
雪が降ってきたのも素敵でしたね。
キョンが「雪」と言ったんですがイントネーションが「有希」だったのは気のせいでしょうかw
エンドロールの時の「優しい忘却」がアカペラだったのも驚きました。
余韻を残したまま、せつない歌詞に聴き入ることが出来ましたね。
これで終わりかと思いきや、やってくれました。
長門が図書館で本を読んでいて、小さい子たちが図書カードを作ってるのを見かける。
その様子を見て口元を本で隠したんです。
一瞬「?」となりましたが、微笑んでると気づいた時に「やられた!」とw
素晴らしい演出でした。
2時間半という長丁場でしたが、長いという印象はなく物語にすっかり入りこんでましたね。
2回、3回と劇場に足を運ぶ価値のある作品だと思いました。
ただ、初見の方だと魅力が半減してしまうのではないかという感じも。
世界観の説明などがほとんどないので「憂鬱」と「笹の葉ラプソディ」あたりは見ておいた方がいいかもしれません。

にほんブログ村

http://turezure721.blog73.fc2.com/tb.php/187-e86617a4
スポンサーサイト